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ロシアでマラソン大会開催

 世界的なコロナ禍の最中にロシア・モスクワで8月2日、なんと17000人が参加したハーフマラソン大会が開催されたそうです。ロシアは現在、世界第4位の約84万人(8月2日現在)の感染者数を記録しながら、世界的に禁止されている都市部での大規模イベントをこの時期に開催するとは驚嘆でしかありません。果たしてそのタイミングがなぜ今だったのか、それともやむにやまれぬ事情があったのか、その経緯は非常に興味深いです。ちなみに本来は5月に行う予定だった大会が延期されていたそうです。運営側も事前の体温検査を義務づけ、レース前のマスク着用も推奨されたうえ、時間差スタートなどの工夫もされていたそうですが、日本では批判的な意見が多くて今はとても開催など考えられません。実際、ロシアの参加者からも「沿道の人が参加者とハイタッチで応援していて、感染が広がらないか心配」などの不安の声もあがっていたそうです。現在、日本国内の大会は私の知る限り年内はすべての大会が中止を決定。オンラインを使ったマラソン大会も散見されてきました。都内の感染者が増加する第2波到来の中、我々の試行錯誤はまだまだ続きます。(古賀浩之)