観光の特徴
河内長野市は大阪府の南東端に位置し、東は金剛山地で奈良県、南は和泉山脈で和歌山県と接し、北を頂点とした三角形の市域を形づくっています。
大阪府内で3番目に広い面積の7割は森林で、石川や石見川など河川沿いに平野が開け、北に向かって河内平野に続いています。市域の大部分は砂岩地帯、肥沃な土壌と内陸性の湿潤温暖な気候があいまって、稲や野菜、果樹の栽培に適しています。
主な特産品には、つまようじ、すだれ、もも、天野酒等があります。
また、本市は、令和元年に「中世に出逢えるまち~千年にわたり護られてきた中世文化遺産の宝庫~」、令和2年に「女性とともに今に息づく女人高野~時を超え、時に
合わせて見守り続ける癒しの聖地~」及び「「葛城修験」- 里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」の3つの日本遺産があります。
市内には、高野街道をはじめ、大沢街道や天野街道など幾つもの街道が交わっていることから、交通の要衝として古くから人々の往来が盛んでありました。また、修験
道の開祖と言われる役行者(えんのぎょうじゃ)や高野山を開いた弘法大師空海をはじめとする歴史上の重要人物にゆかりのある天野山金剛寺や観心寺、延命寺をはじめ
とする寺社が現在も残ります。加えて豊かな自然を残す岩湧山は、和歌山~大阪~奈良の境に聳える葛城の峰々に連なり、現在も修験道の行者が修行を行っています。
このように、豊かな自然と歴史・文化が残り、今に息づいていることから、3つの日本遺産に認定されることとなりました。